ブータンの旅


 翌日は峠を越えて、プナカ(Punakha)へ。
 ブータンの暦は、太陰太陽暦だそうで、今年のプナカドムチェとツェチュ(punakha dromche&tsechu)は3/1〜3/8でした。


 よく知らなかったのですが、太陰暦って1年が354日だそうで、そうすると、毎年11日地球の周期とずれが生じてしまいます。これを3年に1回ほど閏月を設けることで補正する、、、んだそうです。
 、、、13か月ある年が3年ごとにあるなんて、ちょっと不思議な感じです。


←↓会場のプナカ・ゾン

 
















←↓タイヘンな数の人々ががわらわらと。












 さて、ドムチェですが、これは嘗てのチベット軍との戦いの戦勝記念のお祭りで、ここプナカでしか行われない祭りです。


 その前に、少しブータンチベット仏教の偉い方々の説明を。

 釈迦:言わずと知れた仏教の開祖、ゴータマ・シッダールタさん。未だによく理解しきれていないのですが、お釈迦様はformer buddha(過去佛)、present buddha(現在佛)、future buddha(未来佛)がいるそうです。日本でよく見かける坐像は、たぶん現在佛です。
 そして、なんとfuture buddhaは立像です。


 パドマサンババ:チベット仏教の開祖。グル・リンボチェ。second buddhaとしてブータンでは人々に崇められています。お釈迦様よりも祀られているお寺が多かったかもしれません。


 シャブドゥン:ブータンのかつての王様。顎髭の長いおじさんです。かつて同じチベット仏教でありながら、宗派の違いで、チベットと戦った際の英雄で、ドムチェは、この対チベット戦争の戦勝記念のお祭りです。お寺でも結構見かけました。


ゾンにあった巨大マニ車




←六道輪廻図
 六道とは、天道・人道・修羅道畜生道・餓鬼道・地獄道のことです。




 つづく。