スイスの旅④

Matterhorn


 日曜は朝からツェルマットというスイス南部の都市まで行き、そこから登山鉄道で山を登り、歩いて下ってきました。
 びっくりしたのが登山鉄道の車内放送。ここはドイツ語圏なので、ドイツ語に始まり、フランス語、英語と続いた後、なんと日本語の放送が!かなり驚きました。確かにヨーロッパの観光地って日本人結構多いと思いますが、ここまでしてくれるとは・・・。この調子でみなさんががんばっていろんなところに行かれれば、日本語も世界で通用する言語の一つになるかもしれません(笑)。

 空は雲も少なく、とても写真日和の天気でした。マッター・ホルンもよく見えました。また、初めて見たんですが、氷河が沢山ありました。さすが4000m級の山々です。
 約1500mほど歩いて下ってきたのですが、本当に疲れました。前日の小山ハイキングのせいもあったと思うんですが、それよりこのスイス人、ペースが速い。足の長さがちがうっつーの!!
 でも、おかげさまで帰りの夜行電車はぐっすり眠ることができました。

 帰りの電車では、登山帰りのドイツ人に出会いました。アルプス東部のなんとか山(忘れました)に登ってきたそうです。ザイルとか完全装備のいでたちで、本格的な登山をする人でした。氷河を登ったそうです。エベレスト目指したら?と勧めたら、6000mを越える山は気温の問題とかあって(-何十度の世界だそうです)、生死に関わるほど危険だからそこまでする気はないと言われました。よく知らないのでふーんとうなずいておきました。帰ったら登頂を祝して、仲間とパーティだそうです。
 そういえば、思いもよらず共通点がありました。彼、ハイデルベルク大学の博士課程の学生さんで、専攻は有機化学。僕も大学院の頃、似たような分野で研究していたので、その話を振ったら、マニアックな人名反応を出してきました。もちろん僕も知っていてやや感動。以外とこの分野、日本人の名前のついた反応が多いので、発音しづらい日本の名前をいろいろ出してくれて、そういう意味でも感動しました。がんばってドクター取ってくださいとエールを送っておきました。

 つづく。