日々の生活

Muensterのお城


 こちらに来てからというもの、コンビニがないということ、お店は全て夜8時で閉まってしまうこと(レストランは除く)などなどから、毎日夕食は自炊しているんですが、日本にいた頃と一つ大きな変化があります。それは、洋食を全く作らなくなりました。理由は、幾つかあるんですが、大きいところは、「米」。米が無性に食べたくなります。昼間の学食でもたまには食べられるんですが、こちらで出てくる米はタイ米のような感じのお米のみで、とても白飯として食べられる代物ではありません。そしてもう一つは、「醤油味」。やはり自分も日本人なんだなって感じてしまうところもありますが、単純にこっちの料理がまずいということもあるかもしれません。大体じゃがいもが主食ってのが信じられません。おかずにはなりえてもご飯の代わりには到底ならないです。なので、イタリアとかスペインとかフランスに住んでいれば日本食固執することもないかもしれませんが、ドイツ料理は全般的にしょっぱいので、最初はいいんですが、だんだん濃すぎていやになってきます。
 いずれにしても、醤油は偉大です。

 ということで毎日和食を自炊しているんですが、意外と食材が乏しく、レパートリーが増えずに困っています。一番困るのが肉です。こちらではステーキとかカツとか、そういった類でしか食べないので、売られているものが全て分厚いまま(あるいは塊)。僕は薄切りにして炒めるのが好きなので、いつもスライスしてから調理してます。これがなかなか面倒です。
 魚はスーパーではほとんど手に入りません。かろうじてあるのが、スモークサーモンとニシンの酢漬けぐらい。海に近い街に行けばもっといろいろあるのかもしれませんが、基本的には魚はあんまり食べないみたいです。ただ、市場に行けばいろんな魚をゲットすることができます。土曜の午前中しか開いていないのですが、まぐろとかたことかあと耳慣れない単語の魚類が沢山売られています。そういえば光物はあまり見ないです。この週末は家にいたので、ひさびさに買出しに行きました。ねぎとろ丼が食べたくなってしまったので、、、。たまにしか行かないので、大量にと思い、500g頼んだのですが、塊が700gだったので、そのまま買ってしまいました。しかも500gの値段で売ってくれて、なかなかいいおじさんでした。アメ横みたいな感覚でした。

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 つづく。