ポーランドの旅②

アウシュビッツ


 アウシュビッツ
 有名なナチスドイツの強制収容所跡です。クラクフからバスで1時間半という距離にあり、クラクフから日帰りするのがいいと思います。有名な入り口の「ARBEIT MACHT FREI」の標識も撮ってきました。中は博物館になっていて、第2次世界大戦の始まりから、強制収容所でどんなことが行われていたのかなど、詳しい説明が展示してあり、とても中身が濃かったです。当時ナチスのような組織が国を動かしていたのかと思うと本当にぞっとします。
 第2次世界大戦のきっかけってご存知ですか?
 僕もここに来るまで詳しくは知らなかったのですが、行動としては、ドイツ軍がポーランドとの不可侵条約を勝手に破って攻め込んだのが始まりなんですが、その理由がめちゃくちゃです。ヒトラーが掲げた理由は、①ドイツ人の生活スペースが足りない、②ポーランド人は下等なので国を持つ資格がない、③ゲルマン民族が唯一の優秀な民族である、でした。やり方もひどく、ポーランド占領後すぐに、知識人をことごとく不当な理由で逮捕し、殺害したそうです。ポーランド人に教育は必要ないと。
 そしてその後のユダヤ人大量虐殺です。でも、虐殺前にも実はひどいことをしています。街からユダヤ人を隔離し(ゲットーと呼ばれる区域に強制移動させられていたそうです)、職を奪ったため、多くの人が飢餓で亡くなったそうです。そして強制収容所へはみなだまされて連れてこられていたそうです。多くのユダヤ人はただ単に国外(東の国)へ強制的に連れて行かれるだけだと考えていたみたいです。
 是非機会があったら行ってみてください。有名なガス室の跡はアウシュビッツの近くにある第2アウシュビッツ(ビルケナウ)に残っていました。この手の施設は全て無料です。

 つづく。

>
写真集


ガイドブック
情報