ドイツの旅4

shukaneko2004-04-22


 そしてLeipzig。Leipzigといえばバッハなんですが、バッハが指揮者兼オルガン奏者として働いていた教会に行ってきました。コンサートにも行きたかったんですが、あいにく月曜日だったため、ほとんどが休みとのこと。、、、ついてません。が、クラシック音楽にはそれほど興味がないので、それほど悲しくはなかったです。
 そうです。前に行ったベルリンで気がついたんですが、旧西ドイツと東ドイツでは歩行者用信号が違います。東のはなかなかコミカルなのでぜひ一度見てみてください。日本のよりいいです。
 あと、Leipzigには高々丸1日ぐらいしかいなかったのですが、5,6人にお金を無心されました。でも、あやしいのであげませんでした。だって駅で「〜まで行くお金がないから1ユーロ下さい」って、駅というシチュエーションと金額も小さいということで、とっさにはまあいいかなと自然に思ってしまうんですが、どう考えてもおかしいですよね。目的地までの電車賃がなかったら僕だったら駅に来る前にまず行くのをやめるし、どうしてもいかなければならないのであればまず友達に借りるなりすると思うからです。駅まで来てあてもなく見ず知らずの人にお金を恵んでもらおうなんて考えません。大体お菓子を食べながら何言ってるん?って思いました。それ買うお金があるんだったら電車賃代に充てたら?と思ったので、そうアドバイスしてあげました。こういう人達は目で訴えてくるのでずるいです。
 全体的に見て旧東ドイツの街は旧西ドイツに比べて「格差」を感じます。街が発展途上なのを感じることと旧ソ連っぽい「妙な豪華さ」を感じるんです。Leipzigで泊まったペンションはすごく雰囲気が良くて、とても気に入ったのですが、それはものすごく「旧ソ連」っぽかったところによります。いすとか家具とかぼろ豪華なんです。伝わるでしょうか、この表現。骨格自体は淡白なんですが、装飾が70年代っぽい感覚の豪華さなんです。不思議と妙に惹かれてしまうこの感覚がすごくいいです。
 宿は一階がレストランになっていて、地元の人の溜まり場のような場所で、すごくよかったです。宿のマスターが斉藤なんとか(名前忘れました)って鼻の大きな脇役俳優がいると思うんですけど、その人にそっくりで、しかもやさしそうないい人でした。15時くらいにチェックインしたら、「レストランは17時からだよ。」などとお茶目な感じで言うので、街中のレストランで食べようと思っていたんですがとりあえず観光だけして、夜ご飯はここで食べることにしました。ビールとツマミを食べたんですが、このツマミがものすごい適当ですごくよかったです。メニューを一応貰ったんですが、軽い食事をしたいって言ったら、じゃがいもと野菜とたまごの炒め物でどうだ?っていうので、それでいいというと、奥さんらしい人が作ったやや炒めすぎのものが出てきました。じゃがいもとか焦げすぎているものもあり、けっしておいしかったとは思わないんですが妙に家庭っぽさのある親近感のわくツマミで、一人感動していました。
今年に入って何回かあったんですが、一人で旅をしていてこういう感じのレストランにいると思いがけずメニューにないようなローカルな料理とかお酒とかくれることがあります。このレストランでもサービスでツマミを頂きました。普通のフランスパンにサラダみたいな物がのっていたツマミだったんですが、こういうのって不思議とすごくおいしいんです。「郷土料理」という枠でなく、地元の人達がよく食べているものってやっぱりおいしいものが多いのかなって思いました。そういえば、前にリューデスハイムというワインの街の飲み屋に行ったときは、50度くらいあるワインを飲ませてもらいました。初めに火をつけてすこしアルコールを飛ばした後、クイっと一気に飲んでしまいましたが、ハイアルコールの割に丸くて飲みやすくておいしかったです。名前は覚えてませんが、色は赤ワインの色でした。

 つづく。

写真集
>